リハビリで知ったこと

思うこと

去年の秋頃から始めたリハビリは、いわゆる自費リハビリと言われるもので介護保険や医療保険が適用されないものです。
筋トレのようなことはせず、対面であっても筋肉のマッサージやストレッチのような身体に触れるリハビリではありません。
認知運動療法(認知神経リハビリ)が元になっているようです。
このリハビリ指導をオンラインで受けました。

始めた理由は…
退院してリハビリが減って不安になっていたこともあるけど、ひたすら歩くとかではなく動けるようになるための近道というか方法や手段は他にあるんじゃないかと思い始めたからでした。

入院してた頃から自分の身体で理解するというか…自分で動いたという感覚だったりを実感しないとよく分からないまま漠然と動いてるような感じで身体が納得していないと不安でした。
入院中は装具を勧められたり練習のときは着けるように言われてたけど、装具に助けられてる感覚は無かったし何より自分の感覚が分からなくなってしまって怖かったこともあり結局作ることはありませんでした。

例えば、膝を少しだけ曲げる…ということができなくて反張膝と言われる症状に悩まされていたとき、足をガシッと掴まれて「曲げるのはこのくらいです」と言われても、自分の中では掴まれてる感覚しかなくて膝の曲げ具合はまったく分かりませんでした。
歩行の練習していても療法士がいると少しふらつくだけで腰を支えてくれたりするのですが…転倒させるわけにいかないという理由があるのも解るけど、その状態(身体を支えられてる)で「脚の外側に力入れてみて」と言われても支えられている感覚が邪魔をして上手く力を入れることが出来なくなったりしていました。
それもあって、対面で療法士がいなくて支えたり身体に触れて指示されるようなことがなくても…オンラインで指導を受けることには何の不安もありませんでした。

リハビリ内容は、リハビリ日記➀~⑧ に書いたとおり(ザックリw)だけど…
同じリハビリしてる人たちのコミュニティだったりネット(X)だったりを見てたり自分と照らし合わせてみても…
リハビリは受け身じゃいけないな…と思うようになりました。

確かに、指導を受けてたリハビリの先生(療法士)は技術というかレベルが高いと思います。
でも、いつまでも こんなことに気づいてもらった…気付きをもらった…課題が増えた…宿題をもらった…もらってばかりなことに疑問をもつようになりました。
そして、先生は凄い…先生が凄い…それは分かるけど動けるようになりたいのは自分なのに自分は何をしてるの?その凄い先生がいなかったら何もしない出来ないってわけじゃないよね?
もちろん、それで効果があって改善してるのだろうけど いつかは今のような指導を受けなくなるときがくるのに頼ってばかりというか委ねてばかりなことに危機感はないのかな?と思うようにもなりました。
まぁ余計なお世話だろうけど…自分はその状態になったら怖いって思うだけです。

ネット上で繋がりのある片麻痺さんたちも受動的なほうが多いのかな?とは思うけど、しっかり自分で自分のことを考えてる人が多いと思います。
そして、リハビリ自体のことを考えている人たちも多いです。
それだけ病気の後遺症に苦しんでいたり、それぞれの障害に対する思いが大きかったり…情報収集にも必死になって当然ですよね。
だからこそ、療法士の方々はそれ以上に勉強が必要なんだと思います。
(療法士に思うことは、別の機会に…)

ただ、どうしてもリハビリって「受けるもの」っていう認識になってることが多い気がします。
確かに、入院中は自分もよく分かってなくて受け身になってることが多かったと思うし動けなかった頃はそうなって然りだけど…
なんで?どうして?って聞くことは入院当初から多かった気がします。
こういう感じがするんだけどあってる??とか…やtっぱり自分の感覚を知ってほしかったんだろうな…自分に合うリハビリが見つかって本当に良かった(大事なことは何度も言うw)

リハビリに対して思うことは他にもたくさんあるし、知っていくこともたくさんあって…
今後も都度書いていけたら…と思っています。