まだ足の左右差はありましたが、ちょっとしたことを意識していくと
少しずつでも確実に改善されていくのを感じられてきていました。
歩きながら自分が出来ていないことや左右差がどこなのか…
問題は自分で見つけてリハビリのときにその感覚を伝える…
その解決策を一緒に考えてみたり探してもらったり…
そして、これを意識していけばまた改善されるだろうな…
と思えることを見つけられるのでリハビリはとても楽しいものになってきました。
自分の動きを確認しながら歩くだけじゃなく、気づいたら歩く人たちの動きを
ガン見してたりすることも増えました(笑)
少し前までは、膝だったり足先だったり…自分が気になっている部分だけを
じっと見てることが多かったような気がしますが…
この頃は、歩いてる人たちを見てると棒人間のように思えてきてました。
『前に出る足は後ろに残る足より上体から出てる部分が多い…?
ってことは、前に出すことのほうを意識したほうがいい??
後ろに残る足はそんなに大きな動きがあるわけじゃない??』
頭の中は一人で色んな論議をしてるような状態でした。
この頃に気になっていたことは、左足を着くときのカカトの支え…
カカトに感じる感覚が右より弱い…なのでそこから足先まで乗っていっても
右ほど足裏を広く感じられていない…
そのためにやっていくのは、カカトのどこが支点になっているのかを探す…
公園で歩く練習してるときは、カカトの支点を探す(細かい…笑)ために
色んなこと考えたり色んなところを意識してみるのでの中は
たくさんの独り言だらけ…
だからといって、大変だとか辛いとか思うことはありませんでした。
歩きながら色んなものを探してる感じがロールプレイングゲームでも
やってるように思えてきて楽しんでた気がします。
そして、リハビリのとき…
カカトの輪郭をハッキリ感じられていないことを見つけてもらい
自分が思っているよりカカト周りはもっと外側まで使えることが発覚…
その直後から、以前よりつま先が上がるようになりました。
それと一緒に足先の向きが真っ直ぐ過ぎることも指摘されました。
もう少し外側に向いたほうが足の幅を広く使える…
足幅が広く使えると支える部分が広くなり安定につながります。
ほんの少し意識することでまた歩きが変化していく…
どんどん自分の歩きが良くなっていくことを感じられる…
RPGの中でアイテムを発見したり呪文を覚えて
どんどんパワーアップしていくような気分でした(笑)
X(Twitter)の呟きがRPGに例えられていったのもこの頃からかもしれません。
そんなことを、これまでも私の歩きを動画に撮って分析してくれていた
訪問リハで来てくれるPTと話したりすることも楽しくなっていました。
訪問PTは、長年フラメンコをやってきたことなんかも話したことがあります。
「リハビリを面白いとか言って楽しんでる人に会ったことないです。
未涼さんだからこそ合ってるリハビリなんだと思いますよ。」
過去に頑張っていたことが、違う形ではあるけど生かされていることも
嬉しく思うことでもありました。
楽しんで頑張っていけるのも過去の経験があるからかもしれない…
そう思えることも嬉しいです。。。
そして、初雪が降ってきて…
冬になったらどうなるんだろう…と不安だったはずなのに
雪道も歩けるようになるかもしれないな…
漠然とだけど、そんな気持ちになっていました。。。