リハビリ日記⑤ ~2ヶ月

身体のこと

秋が深まってきた頃…

いつも歩く練習している公園では杖を浮かせて歩いていました。
膝の安定感が増してきて少し腰が引ける感じはあるけど歩く距離が伸びてきていました。

気になることも、どんどん細かくなってきましたが
左右の差だったり、余計なところに力が入ったり、バランスが悪かったり
まだまだたくさんあります。

ただ、リハビリの時にはそれを色んな表現で伝えていくとちゃんと理解してくれて
納得できる解決策を考えてもらえる安心感があるし、
少しのことでどんどん変化していくのが実感することができました。

そして、自分が感じている身体の問題はどうしたら解決できるのか…
教えてもらうだけではなく自分で考えていけるような指導でもありました。

この頃、気になっていたのは
左右の足の長さが違う(左が短い)ような気がすること…
左足を着くときには高い位置からドスンと落としているような感じがあること…

実際にはそんなことあるわけがないようなことも、相談して自分が感じていることを
細かく伝えていくと、まるでその感覚を渡したかのように理解してくれます。
そして数歩しか歩いてない私の動きを見ただけで原因を見つけてくれました。

気になっていることの原因…
それは、左足を振り出すときに微妙に内側に出ていることでした。

ほんの少しとはいえ、真っ直ぐ出ている右足より地面に着くまでの距離が微妙に長い。
左足が短く感じるのはそのため…
高い位置から落としているように感じるのもそれが原因。

さっそく真っ直ぐ足を振り出せるようになるための解決策を探します。
自分が思っているより外側に出すように意識すれば真っ直ぐになるのですが、
じゃあそれを歩くという動きの中で意識するにはどうしたらいいか…
真っ直ぐ出せたときに自分の中でどこをどう感じているのか…
これを細かく細かく探っていきます。

自分の中では、そんなこと有り得ないけど骨盤を真ん中に寄せているような感じ…
そんなイメージで足を振り出す…地面に着く時には足先が外側に向くように足首を意識…
そうすると真っ直ぐ足を出すことが出来ていました。

真っ直ぐ出すことが出来たときには足の長さが短く感じることも
乱暴に落としている感じもありません。

ほんの少し動きを変えただけで大きな変化を感じられる…
人間の動きってホント面白い。

ただ、これはゆっくりやるからこそ意識できること…
歩く速さで意識していくにはどうしたらいいか…
これを普段の歩き練習の中でどうしたらいいかを考えていくことに。。。

朝、いつものように公園で歩き練習をしながらリハビリで見つかった解決策を意識していると
すぐに自分の歩き方が凄く変化していることが実感できました。

『この先…本当に普通にラクに歩けるようになるかもしれない…』

そう思えてきて嬉しすぎて…公園をゆっくり歩きながら涙が出てきました。。。