【こぼれ話】入院中の季節感

他のこと

5ヶ月間の入院中、外に出たのは退院直前の1度だけでした。

長く病院内にしかいない状況だと、季節が変わっていく感じがまるでありません。
ありがたいことですが、病室の温度はしっかり管理されているので
真冬でも病衣だけで過ごせるくらいです。

なので、秋から冬にかけて入院していたのですが、冬に変わった感じとか
全然わかりませんでした。
たまに窓を見て、雪が降ってることに気づいたり、けっこう積もってきたのかな??
と思ったりしたけど、そんなときもいつもの病衣で寒いと感じるわけでもなく…

病棟スタッフが

「昨日の夜、とうとうストーブつけちゃった〜」
「今朝、道が凍ってたよね〜」

などと話してたりするのも

「ふ〜ん、そうなんだ〜」

と思いながら聞いてるだけでした。

病院内は長期で入院してる患者も多くいます。
私もその一人…。

食事が流動食だったり何かの制限があったりする患者もいますが、
私は特にそういったことはなく通常食と言われるものでした。

そして、季節の行事があるような日は、その日にちなんだメニューだったりしました。

長い入院で季節を味わうことが難しい患者のために、
管理栄養士が考えてくれたメニューだそうです。

最初に、イベント時のメニューを見たのはハロウィンのときで、
そのときはパンプキンプリンが出ました。
(写真ないけど…)
そして、ハロウィンの由来なんかが書かれカードも付いていて、
ちょっと嬉しかったです。


そのあとは、冬至…

はちみつ柚子ゼリー…ゆず風呂にちなんだのかな。


クリスマスは、洋食な感じ…

箱の中は、ロールケーキでした。


大晦日は、看護師が
「今日のゴハンは重い~」と言いながら運んでくれました。

これに白飯もあって、重いっていうか単純に多かった。。。


節分…
先に、献立表を見ていて
『節分デザートってなんだろう』と思っていたら…

豆乳、ね…豆だよね…
『そう来たか~』と思ってました(笑)


バレンタイン…
チョコレートがそのまま出たりするわけないよね、と思ってたら…

「チョコレートババロア」でした。


退院する少し前に、退院後の食事に関して栄養指導を受ける機会があり、
そのときに管理栄養士の一人と会うことができました。

入院していても少しでも季節を感じてくれたら…という思いで
色んなメニューを考えているそうです。

普通の食事と違って、患者の状態に合わせた食事を作るというだけでも大変なのに
そんな気遣いが嬉しかったな。。。

ありがとうございました。