経験したことがない

思うこと

片麻痺のリハビリをずっと続けていて…

目に見えて日に日に変わっていくわけじゃないのは、もう充分過ぎるくらい分かってはいるけど…

色々やっていても悩みます…

このまま続けていくだけでいいのだろうか…
間違ったことをしてるのではないか…
もっと良い方法があるんじゃないか…

考え出すとキリがありません。
そして、明確な答えも出せません。

時々アドバイスをもらえることがあっても、それでも迷ったり分からなくなることが
たくさんあります。

医者だったり療法士だったり…専門知識がある人たちでも、
この先どのくらいの期間に何をしたらどう変わっていくのか明確に分かることじゃない。

自分の身体とはいえ、どうなっていくのか想像もつかない…

そこそこ生きてきたから色んな経験をしてきたわけだし、
仕事で悩んだり自分に関わる何かで問題が起きても、これまでの経験から何かしらの対処が出来たり、
経験してきたことを多少なりとも生かしながら乗り越えることが出来ていたんだと思います。

でも、これだけ生きてきた中でも、
今の自分に起きてることは全く経験したことがないことなんです。

今まで経験してきたことの中にヒントになるようなこともなかなかない気がします。
考えても考えても分からない…。

身体のことだけじゃなく、この先の生活や仕事のこと…
何をしていけばいいのか、どんなことを考えなきゃいけないのか、
いつまでにしなきゃいけないのか…

考えても考えても、最善策のようなことが分かりません…。

この歳になって、こんなに分からないことが出てきて、
自分のことなのに決めることや答えを出すことが出来ないなんて…
そんなことが起こるなんて思いもしませんでした。

脳梗塞を発症したことも、身体が動かなくなったことも…
急に仕事が出来なくなったことも、生活を送ることさえ難しくなってしまったことも…

何もかも初めて経験すること…

だから、迷うことも悩むことも仕方ないことなのかもしれません。
時間がかかっても仕方のないことかもしれません。

そうやって自分に言い聞かせていかないと、おかしくなってきそうです。

少しずつ少しずつ動いてきた身体と同じように…
この先も少しずつ少しずつ回復していくことを頑張っていくように…
たくさん悩んで、たくさん迷って…
それでも少しずつ進んでいくしかない…

最近は、自分に言い聞かせて何とか頑張ってる…そんな感じのことが多いです。