入院生活もあと数日となった頃、私の担当をしてくれていた看護師からは、
「本当に、よく頑張ったね…」と言われました。
『そっか…私は頑張ってたのか…』
確かに、車イスの頃からしょっちゅう廊下に出て短い手すりに掴まって
足を踏み出すだけの練習を何度も繰り返していたり、
車椅子じゃなくなってからも杖をついて廊下を何往復も歩く練習してたり…
そんな様子をイチバン知っててくれたのは
病棟内に24時間いてくれた看護師の方々だったと思います。
そんな中、担当看護師は夜勤時の少し仕事が落ち着いた頃に来てくれて
色んなことを聞いてくれた人でした。
「動けるようになったからこそ言えることだよね…」とも言われ、
『そうだよね、どんなに頑張っても頑張っても動けなかったかもしれないんだよね…』
5ヶ月の入院中、立つことができるようになってからの4ヶ月は
リハビリの時間以外で毎日スクワットを100〜150回…
1日も欠かしたことがありませんでした。
他にも、そのときの身体の状態に合わせたトレーニングを
スクワットと一緒にやっていました。
でも、どんなに頑張っても動かなかった可能性だってあります。
『それでも、そんなことを考えずに意外と頑張ってたんだね、私…』
ただ、ちゃんと動けます、と言える状態には、まだまだです。
ここまで支えてくれた病院の方々に感謝して…今後も頑張っていきます。
こうして、2023年2月が終わる頃に退院しました。