2022年9月も終わりに近づいてきた日、
脳神経外科に緊急搬送され入院…脳梗塞でした。
入院に至るまでのこと…
前日の朝、起きたときになんだかフラフラする感覚が…
『メマイ?じゃないな…頭痛もないし…』
ちょうどその頃、仕事は繁忙期…残業続きで連日勤務していたところでした。
『寝不足でもあるし、疲れがたまっているんだろうな…』
そう思いながら仕事に行く支度をして出かけました。
職場に着いて、体調悪いなら帰ってもいいよ、と言ってもらったけど…
『午後から手続きで外出予定があるし、その仕事を終わらせてまだ調子悪かったら帰ろうかな…』
と思っていました。
外出先は、徒歩だと30分くらい…バスで近くまで行けそうだったのでバス停を目指しました。
でも、ちょうどいい時間のバスは行ったばかり…陽射しが強いなぁと思いながら、
『歩くのはしんどいかな、ふらつきもあるし…タクシー使おう』
タクシーが来るまで日陰で待とうと、すぐそばにあった地下鉄駅の出入口に入りました。
『なんだか立ってるのがしんどい?? ちょっと、しゃがんでようかな…』
数分後、
『そろそろタクシー来るな…あれ?立ち上がれない??』
そばにあった階段の手すりを掴んでなんとか立ち上がりました。
『やっぱり調子悪いのかな…これ終わったら帰るか…』
外出先から職場へ戻り、帰らせてもらいます…と早退。
自宅に着いて、とりあえず横になろう…とベッドに入り少し眠りました。
目が覚めたのは夕方…
『まだ本調子じゃないな…早めに寝よう…』
と、また眠ったのでした。
ホントはね…
いくら疲れているとはいえ、何かに掴まらないと立てなかったことを
普通じゃないかも?って思っていたら…
起きてすぐフラフラする感じなんて今までなかったんだから、
普通じゃないかも?って思っていたら…
脳梗塞は発症してすぐに治療を始めれば、後遺症が出たとしても軽度で済むことが多いそうです。
タラレバを言っても仕方ないけど、
『早く病院に行くっていうことをしていたら…』
と、入院してから何度となく思ったことでした。
体力もあるほうだし風邪も滅多にひかないし、そもそも病院に行くことなんて
ほとんどなく過ごしてきた私は、
『それなりに健康だし、少しくらい無理しても大丈夫だし…』
という思いしかなく、自分の身体を気にするということをしてこなかったんだと思います。
脳梗塞になる要因は、何か一つではなく複数のことが考えられ、
何がきっかけになったかは分からないそうです。
脳梗塞に限らず、とっても健康に気をつけている人でも病気になることもあるし、
不摂生していても何の病気にもならない人だっているし…
でも、
『自分の身体に異変が起きたときに気づいてあげられるのは自分なんだな…』
と、今は思います。